株主・投資家の皆様におかれましては、日頃より格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、当社は2025年9月30日をもって、第80期(2025年4月1日から2026年3月31日まで)事業年度の第2四半期(中間期)を終了いたしましたので、ここに事業の概況をご報告申し上げます。
当中間連結会計期間における日本経済は、雇用・所得環境の改善に加え、設備投資にも持ち直しの動きが見られ、全体としては緩やかな回復基調が継続しました。一方で、米価格の高止まり等物価上昇による消費者心理への影響や米国の通商政策の国内産業への影響の懸念、更には中国経済の鈍化など、先行き不安は依然として残されています。
こうした経営環境の中、当社グループは昨年11月に新たなグループビジョン「パーパス (存在意義):未来を包む - Inclusion for Future -」、「ビジョン (あるべき姿):循環型社会に最適解を提供する」、「バリュー (価値基準):誠実、挑戦、協創」を策定し、本年4月には創業100周年を迎えました。次の100年を見据え、これまで以上に顧客満足を追求するとともに、全社的なイノベーション活動を推進し、業績の向上に努めてまいりました。
その結果、当中間連結会計期間の売上高は、海外重包装袋製品およびフィルム製品の販売数量減はあったものの、パルプモウルド製品、国内重包装袋製品および段ボール製品の販売数量増に加え販売価格の見直し効果により、115億38百万円(前年同期比0.9%増)と増収となりました。これにより、営業利益は4億3百万円(同4.4%増)、経常利益は5億15百万円(同9.7%増)と増益となりました。また、前中間連結会計期間では受取損害保険金として特別利益を計上していたため、親会社株主に帰属する中間純利益は2億92百万円(同34.2%減)と減益となりました。
なお、配当金額につきましては、中間配当金額は1株につき26円、2026年3月期の期末配当金につきましては26円を予想しております。
今後とも株主・投資家の皆様のご期待に沿えるよう、企業価値の向上に努めてまいりますので、引き続き変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
